「Times Higher Education(THE)」という雑誌が、世界大学ランキングを発表しています。日本では、入学難易度(偏差値)で大学のランキングを作成しますが、THEのランキングは、教育資源や国際性など、大学の内容を重視して、ランク付けしているのが特徴です。
数年前から、THEがベネッセ社と提携し、日本版のランキングを発表しています。日本版も、世界版と同様に、大学の内容面を評価して、ランク付けしています。
先日発表したランキングで、京都大学が東京大学を押さえて日本1位になったと、ちょっとした話題になりました。わずか0.1ポイントの差ですが。教育リソース(資金力、教員比率、入学難易度等)や教育充実度や東大の方が上でしたが、教育成果と国際性で京都大学が勝り、結果として総合点で京都大学がトップになりました。
仕事選びでは、ちょっと前から、「やりたいこと」「やりがい」などを重視する傾向があります。大手企業で安定するというのも大切な考えですが、それよりも仕事内容を重視する人が増えてきています。大学選びは、まだまだ偏差値重視の傾向は変わっていません。その中でも、立命館アジア太平洋大学や国際教養大学などの特色有る教育をする大学が目立つようになっています。また、金沢工業大学のように、就職サポートに力を入れ、評価を得ている大学もあります。今後、仕事選びのように、大学選びも偏差値以外の指標を重視する傾向が強まってくるかも知れません。
プロ講師による個別指導塾《エール学院》
学院長 小澤典生