大学受験が変わります。というのは、高校生ならば、既に知っていると思います。ただ、生徒や保護者と話をしていると、どのように変わるのか分からず、不安に感じている方も多いようです。
ザックリ説明すると、抑えておくべきポイントは、2つに絞られます。1つ目は、センター試験が廃止され、共通テストが始まること。2つ目は、英語に民間の外部試験が導入されること。
共通テストについては、試行試験の問題が公表されています。来年になれば対策問題集も発売されると思いますが、今のうちに問題の傾向だけでも見ておくと良いでしょう。科目によっては、試験時間が延長されたり、記述問題が取り入れられたりします。英語は、長文読解問題のみになる予定です。
民間の外部試験については、取り扱い方法が、大学により異なります。結果の提出が必須の大学と任意の大学がありますので、志望校のホームページで確認しましょう。但し、受験する大学は、出願時点での学力により変わる可能性があります。現時点で任意の大学を受験すると考えていても、念の為、外部試験は受験しておいた方が良いでしょう。
今回の受験システム変更で影響を受けるのは、主に、国公立大学です。私立大学の一般入試は、もともと大学独自に行われていますので、一斉に大きく変わる可能性は低いでしょう。センター利用入試は、共通テストを利用した入試になると思われますので、影響を受けるとしたら、この部分です。
今回の変更は、高校・大学の双方から、批判の声があがっています。もしかしたら、こういった批判の声を受けて、更に変更があるかもしれません。注視していきましょう。
学院長 小澤典生