小学生というと、このブログでは中学受験を中心に取り上げていますが、実際には、受験を全く検討していない生徒も多く通塾しています。少し前までは、小学生のほとんどが中学受験生だったのですが、最近は、一般の生徒がかなり増えてきました。当塾は、講師が、一人の生徒を長く担当するので、それにメリットを感じて、入塾してくれる小学生もいるようです。

さて、小学生の中でも、6年生の授業に焦点を当て、お話ししたいと思います。

まず、当塾は個別指導ですので、どの学年も、カリキュラムが予め決まっているわけではありません。どのような授業であっても、行うことは出来ます。4年生や5年生の復習から始める生徒もいれば、どんどん先に進んで中学生の範囲に入る生徒もいます。好奇心旺盛な生徒には、大学レベルの話を交えることもあります。小学生は、中学生や高校生と異なり、受験があるわけではありません。ですので、すぐに結果を出すことが目的ではなく、もっと長期的に見ながら授業をすることが多いです。「勉強嫌いにしない」というのが大きな目標かもしれません。

小学生で一番多い質問は、「英語はいつから始めるべき?」でしょう。私自身はアメリカの大学を出ていますが、英語を特別に頑張っていた記憶はありません。実は、中学・高校時代は、英語は少し得意だった程度で、ずば抜けて良かったわけではないのです。英語を始めたのも、中学に入学する少し前です。もちろん、帰国子女ではありません。海外に初めて行ったのは、高校の修学旅行です。英語圏に行ったのは、日本の大学に入学してからです。そんな私でもアメリカの大学に行けるので、「早く始めなければいけない」ということは無いように思います。優先順位で言えば、算数や国語の方が上でしょう。算数や国語を勉強した上で、余裕があるのなら、英語に手を出せば良いでしょう。

英語は、中学や高校では必要な科目ですし、高校受験や大学受験でも避けて通れません。ですので、勉強しておくに越したことはありませんが、余裕が無ければ、算数と国語にまずは重点を置いて欲しいと思います。

プロ講師による個別指導塾《エール学院》
学院長 小澤典生