医学部の受験というと、大手予備校や医学部専門予備校で対策をするというのが、パッと思いつくことかも知れません。実は、当塾でも、医学部受験に対応しており、実際に、今も医学部を目指して学んでいる生徒がいます。
さて、医学部を受験する生徒は、まず大学選びが重要になります。立地や教育の充実度、付属病院の規模や設備、国家試験の合格率など、見るべきポイントは多くあります。が、一般家庭で気になるのは、おそらく学費でしょう。国公立大学の授業料は、原則として、学部を問わず一定額となります。6年間の総額で400万円~500万円程度となります。一方で、私立大学は、最も安い大学でも6年間で2000万円ほど、高い大学で5000万円ほどになります。奨学金や教育ローンの利用も、視野に入ってくるかも知れません。入試スタイルは私立大学ではあっても国公立大学のような性格を持つ、防衛医科大学、産業医科大学、自治医科大学は、学費が実質的に国公立大学並み又は無料になります。但し、卒業後の進路は、防衛医科大学は自衛隊、自治医科大学は県が指定する病院・診療所、産業医科大学は産業医、となります。
医学部の入試は、理系型となります。国公立大学は5教科7科目(個別試験は3教科)、私立大学は3教科です。また、他学部にはない特徴として、小論文や面接試験が課されます。これは、医療従事者としての資質や適性を見ることを目的にしています。つまり、学力だけが高くとも、医者としての適性がなければ、医学部には合格的できないということです。
医学部にも、偏差値による難易度の差はありますが、いずれもハイレベルです。医学部を狙うのであれば、早い段階で、医学部受験を意識した対策が必要でしょう。
個別指導塾のエール学院
学院長 小澤典生