依然として、コロナの影響が続いています。自治体によっては20日から学校を再開させる予定でしたが、5月7日に再開を延期する動きもあります。3月から2ヶ月間の休み。長い人生の中でも、ここまで長期の休みを取れるのは、定年退職後ぐらいでしょうか。
さて、学校の再開は延期されても、受験が延期されるわけではありません。仮に来年2月ごろまで影響は続いていたとしても、何らかの形で入試は実施されるでしょう。入試に備えて、しっかりと準備を進めておきましょう。
高校入試のシステムは、都道府県により異なります。もちろん、公立高校と私立高校があることは、どの地域でも同じです。静岡県の場合、私立高校と公立高校とで、それぞれ同じ日程で入試が行われます。私立高校が2月上旬、公立高校が3月上旬です。従って、私立高校1校、公立高校1校、合計2校までしか受験することが出来ません。
私立高校の入試は、当日の学力試験も大切ですが、内申書が何よりも重要視されます。中学3年生の内申点、生徒会活動、部活動、検定試験(英検・数検等)などです。特に内申点は大切です。定期テストの結果、宿題の提出状況、普段の授業態度には注意して下さい。今回のコロナの影響で、定期テストの回数が減らされる可能性があります。1回1回のテストがより重要になりますので、休み中も、学習は続けるようにしましょう。私立高校のみを受験することを「単願」、公立高校と私立高校の両方を受験することを「併願」と言い、単願の方が合格はしやすいです。
公立高校の入試は、内申書と学力試験が同じくらい大切です。ただ、まず内申点を見られ、内申点が基準に到達していない場合は、合格はかなり厳しくなります。公立高校の入試問題には、記述が多く出題されます。勉強するときは語句の暗記だけではなく、思考力や表現力も高めるようにしましょう。
静岡県の入試は、とにかく内申点が重視されることに特徴があります。そのため、第二回学調までは、学校の授業を理解し、テストに備えることが大切です。当塾でも、学調が終わるまでは、次の定期テストや学調を見据えて、授業を行っています。過去問に取りかかるのは、1月になってからで問題ありません。
まだまだ休校が続きます。各学校でも学習のサポートはしていますが、普段の学校生活よりも勉強量は劣ってしまいます。意識的に勉強に取り組むようにしましょう。
個別指導塾のエール学院
学院長 小澤典生