「やる気」がおきない・・・。勉強の悩みとしては、一番多いかもしれません。休校期間中、なかなか勉強が進まない生徒も多いと思います。

「やる気」をおこすためには、勉強を好きになるしかありません。スマホより、ゲームより、マンガより、勉強が好き!という状態になれば、やる気はおきるでしょう。しかし、これには時間がかかります。残念ながら、「やる気がない」と思っている人が、明日、勉強が好きになることはありません。ということで、「やる気を起こす」のは、いったん諦めましょう。

「やる気がおきたから、勉強する」という考えは捨ててください。毎日○○時から勉強すると決め、その時間になったら、何も考えずに机に向かうようにしましょう。とにかく、時間になったら机に向かい、勉強することが大切です。同時に、終わる時間も決めておきましょう。一番良いのは、学校の授業時間に合わせることです。学校の授業が始まる時間に勉強を始め、授業が終わる時間に休憩に入り、次の授業が始まる時間に勉強を再開し・・・と、繰り返します。受験生以外は、学校が終わる時間になったら勉強も終えて、あとは自由に過ごしても構いません。開始と終了の時間をハッキリさせておくことが大切です。ゴールが見えないとペースの調整ができませんし、何よりも苦しいだけです。

勉強すべき内容は、復習と暗記です。特に、英語、数学(算数)、理科、社会は、復習に徹すると良いでしょう。学校で配布された副教材(ワーク)を解き直しても良いですし、ドリルを購入しても良いでしょう。国語については、現学年の教科書を音読してみましょう。英単語、漢字、高校生ならば古文単語などの暗記事項は、毎日、ノルマを決めて憶えることが大切です。例えば、英単語は毎日10語、漢字は毎日ドリル1ページなど、必ず、毎日毎日同じ量を憶えてください。そのときの気分で決めていると、そのうち憶えなくなってしまいます。また、本当に憶えているのか確かめるために、自分で確認テストを作成して、解いてみましょう。

休校期間中、学校からのサポートも受けられると思いますが、学校に通学していた頃と比べると、どうしても不十分になってしまいます。自分なりに工夫をしながら、勉強するようにしましょう。

個別指導塾のエール学院
学院長 小澤典生