私は、学院長であると同時に、英語の講師でもあります。数年前に、実際に担当した生徒の話。
入塾したのは、高校1年の秋でした。進学と就職が半分ずつくらいの公立高校に在学しており、本人は美容系の専門学校に進学する希望を持っていました。英語が赤点で留年するかもしれない、ということで入塾をしました。
授業記録を見ると、最初の半年は、中学校の復習と高校の定期テスト対策を、同時に進めています。今後のことを考えると中学校の復習は必須になります。中学校の知識がなければ、高校での学習について行くことは出来ません。とはいえ、赤点を解消しないと留年してしまいます。そこで、中学校の英語を理解していなくても何とかなりそうな事項を中心に、テストで点数を取るための対策も並行したということです。
中学校の復習が終了し、高校の英語に移行してからは、着実に学校の成績も上がってきました。2年生の2学期には、常に学年上位をキープできるようになりました。2年生の夏頃には、希望する進路が、専門学校から大学に変わり、志望校選びを始めていました。
塾では、学校の教科書から離れ、大学受験対策をするようになります。学校の授業は、塾で対策をしなくても十分に理解できるようになったこと、また学校の授業では大学受験に対応できていない部分があり、別に対策が必要なことが主な理由です。
高校3年生に進級し、大学受験対策を加速させました。英語が大嫌いで赤点を取っていた生徒が、なぜか大学で英語を勉強したいと言い始め、青山学院大学、立教大学などを、第一志望として設定しました。授業記録によると、高校3年の6月頃には大学受験に必要な英文法の学習が終了し、読解の対策に入っています。結構、速いペースです。
高校3年生の2月、無事、第一志望に合格しました。
当塾には、決まったカリキュラムはありません。生徒の学力、理解度、志望校や目標などを考慮し、担当講師が、生徒一人ひとりに会わせたカリキュラムを作り、授業を行います。教科書理解から受験対策まで、基礎強化から応用力養成まで、どの生徒にも対応しています。それが、個別指導です。
個別指導塾のエール学院
学院長 小澤典生