静岡県の高校入試は、内申点(=通知表の点数)が重視されます。3年生の12月までは、学校の勉強を頑張りましょう。
静岡県の高校受験
静岡県の高校入試は、公立高校と私立高校で、それぞれ同日程で入学試験を実施しています。よって、沼津高専や再募集を除くと、公立高校1校、私立高校1校、合計2校が受験校の上限になります。私立高校のみ受験することを「単願」、私立高校と公立高校の両方を受験することを「併願」と言います。
私立高校の入試
私立高校は、調査書、面接、学力試験の結果により、合否が判断されます。特に、調査書(内申点や出欠日数)は非常に重視されています。
併願より単願の方が、合格しやすくなります。また、英検・数検・漢検3級保持者を優遇することもあります。特に英検は、大学受験での導入も広がっていますので、受験しておくと良いでしょう。
公立高校の入試
共通枠定員の75%が、中学校の成績+学力テストの点数で、審査されます。内申点が低いと、学力テストの点数が高くても、合格は難しくなることがあります。
共通枠の他に、学校独自の基準で審査する、「学校裁量枠」もあります。学校裁量枠の定員や基準は、毎年、夏頃に公表されます。特に、部活の成績を利用して高校受験を検討している生徒は、確認しておきましょう。
高校受験の勉強
公立高校でも私立高校でも、中学校の成績が大切になります。高校受験の際に審査対象となるのは、中学3年生の4月から12月までの成績です。12月に実施される学調までは、学校の成績を上げるための勉強をすると良いでしょう。静岡県内の高校は、教科書レベル以上の高難度の問題を、入試で出題することはありません。従って、12月までは、中学校の勉強で十分です。学調が終了したら、1年生からの再復習、また1月以降は入試問題の過去問演習に入りましょう。